太宰

図書館で、ふと太宰を手に取ってみた。
「斜陽」は、学生時代に読んだが、現在ストーリーさえ忘れている。
取った本は、そう、「人間失格」

もう、既に読んだ気になっていたが、読んではいなかった。というより、避けていたような気もする。
読んでしまったら、それこそ人間失格になりそうな危うい小説のような気がして本能が禁止していたのか・・・・・

読後感は、妙に懐かしいような哀しいような・・・・でも、少し安心したような・・・・複雑な気持ち。
多分、彼の秘められた恥部をさらけ出して、自分自身心から血を流しながらの執筆だったのか?
読み進めていくに従い、読むのが待ち遠しくもなる。

対人恐怖症?を幼少期は、ピエロの役割で隠し、成人後は、酒、薬物で覆い隠し、心の安寧を女性に
求めるが、長続きもしない。結局は、死を選択というあまりにも退廃的である。
だが、これは太宰だけが感じた心境なのだろうか?

ふと我が身を振り返ってみると、対人関係についてみれば、自分も中学生ぐらいまでは、ピエロを演じきっていた
ようにも思う。父の転勤が多かったせいか、転校時にそこにいる生徒に受け入れてももらわなくてはならない。
その一番のてっとり早い方法は、面白いこと。だから、結構人気もあった。ただ、アホでもいけない。
成績も優秀でなければ。そのギャップが受けるのである。勉強もまじめにはしていた。

その後、ゲイという性癖にだんだんと気づくことにもなる。人とは違う・・・・このことは、ずっと自分の心の中に
秘め、自分のお墓までもちこもうと決心した大学時代。その性癖が逆に女性好きのような態度を取らせていた。
ゲイ特有の優しさが女性を安心させるのだろう。結構、もてた。ただ、精神論だけ。
このころ、自分は、対人恐怖症ではないが、一人で定食屋とかに入れなかった。ドアを開けたときに
人の目に(好奇?)たえられなかったのだ。別に、他人にしたら、ああ、だれが入ってきたぐらいの認識だろうが
その視線が結構突き刺さる。人が怖いわけでもないのだが。
就職も順調に決まり、端から見れば、随分と恵まれた環境にもあったようだ。

その後、偽装の結婚をし、(彼女は同意)肉親、世間をだまし、自己満足の婚姻した証明書だけを手にいれた。
離婚後、一緒に他人が生活をするとはどういうこのなのか・・・・頭では理解できても、感情が許さないという
ことも知る。

なぜ、結婚したのか? 世間を生きていく、免罪符がほしかっただけ。それを手に入れるためなら、なんでもした。
会社では、家族の話・特に子供や奥さんの話が共通の話題になる。また、スポーツも。
そんな会社の話題にもついて行けず、というより、興味もない。それに合わす事にも疲れたし。
会社を辞める。
自分には、サラリーマンという職種が合わないことをつくづく悟る。

その後、転居し、自営を始め、同棲(もちろん男)をし、やっと自分本来の姿に戻れた・・・という気持ちをもつことが
できた。安らぎ・・・・
ただ、世間体があるので、2人の関係は公にはできないので、苦労はする。(周りは承知かもしれないが・・)
家を出るときも、あまり2人一緒に出ない。タイミングをずらしたり・・・
でも、そうすることで、自分の心が安定するので、自分がどう思うかが大事なことだと思おう。
そんな生活をし、人生の還り道にもさしかかってしまったが。

・・・・・・・・
この時期に、手に取った「人間失格」

太宰の38?9?の人生、自叙伝的な内容が多くもりこまれているのだろうが、
彼の生き様・性癖等に自分の闇の部分を重ね合わせることができるよりしろと
なりえる小説のようだ。

映画「人間失格」をその後、youtube で見たが、なるほど・・・と再度確認ができて良かった。
主人公は、生田斗真。最初は、ミスキャストと思ったが、なかなか・・・・最後は太宰自身に見えてくるのはなぜ?



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