コンバージョン3

**私が会社を辞めた訳 完***


 そんな人事システムをもって1年後,大々的なシステム開発がおこなわ
れる事になった。私のリーダー,私,もう一人男性は3人。後は,外注さん
にまかせての仕事となる。
システム開発のノウハウも満足に知らないし,特に端末操作でのオンライン
システムである。それに,人事課のように完全に事務を把握しているわけで
もなく,なにかすべてが中途半端(漠然と全体を把握する事は出来たが)な
自分からの出発に不安が募る。期限は2年。
以前使用していた汎用マシンは,ユニシスだが,新規開発はIBMでと新た
な環境での開発でもあった。その時の私は,IBM機の操作すら研修をうけ 
ていない状態でもあった。
今,余裕をもって振り返ってみると,随分ひどい環境下で仕事を与えられた
と憤慨はするが,当時の私はそんなことは考えられず,すべて自分で吸収し
ていかなければ・・・・・・と真摯に考えていた。

現場事務を如何にマシンに載せて効率よく運用するかが如何に,泥臭く大変
な物であるかは電算部門を体験された方なら分かると思うが。
そう,大変だったのである。
時間だけが過ぎてゆく中,外注に出す仕様書書き,事務分析,マシン環境の
ノウハウ・・・・・・・頭の中がFGHDKPSGHろぐRぽSGGR@:@
状態。
ピーク時には,会社に1ヶ月,地下の仮眠室で寝泊まりの毎日。夜11:00
ごろまで,会議その後眠る訳だが,頭が冴えてしまい寝るのは3:00ごろ。
で,9:00には仕事開始。こんなメチャクチャな生活で,いいシステムなど作れる
訳はないのである。この間に結婚していた私は,私生活でも離婚の事やらまあ
色々在ったので,精神的疲労もピークに達していた。

夜も眠れない不眠の状態が続く中,睡眠薬で寝付いたこともあるし、また無気
力感がつきまとう状態にもなっていった。多分精神的鬱状態だったのであろう。
そのさなか,ふと,眠れぬ夜を過ごすなかで「これでは,自分がダメになる。
自分が潰される。」という考えがよぎった。

自分の体調不調ということで,少し休みを取り,医者のカウンセリングを受け
たところ,軽度の鬱病。「まあ,ストレスからくる不眠ですから,休養を取れ
ば大丈夫です。」とのこと。
根が脳天気な私が,鬱病?まあ,考えてみれば日に数時間の睡眠時間,離婚で
の事務的処理,仕事でのストレス・・・・アタリマエいえば,あたりまえか・・・・。
それで,診断書を取り,忙しい最中休養をとってしまうのである。

2・3日しっかり休養してみると,今まで見えてこないことが色々と見えてく
るのである。何か?自分自身サラリーマンとしてこれから耐えていけるのか?
離婚したあとの人の眼,適正な仕事量?自分自身将来この会社でのポジション
や、ビジョンが描けるのか?一体自分は会社に何を望んでいるのか?等々。
そんなこんなを考えていく中,サラリーマンとして自分自身適正に欠いている
ことに気づく。これを書く当初,職業選択意識が欠落していた私(職業なんて
なんでもいい。生計をたてる手段だ。あとの私生活を充実させれば・・)は
自分自身でこうありたいというビジョンを持たなかったために,会社のシステ
ムに単に流されて来てしまったようである。まあ,サラリーマンではそうなる
かもしれないが・・・
その時,「会社を辞めよう」と決心するのである。

「会社を辞める」決心をしてからの自分の心理は,
1.開発途中のシステムをどうするのか,大丈夫なのか?
2.敵前逃亡と見なされる不名誉をおう。(負け犬)
3.これからどうするのか?
4.退社理由をどうするか?

辞めてからの考察。
1について。
 会社の凄いところは,人員が欠ければすぐに補充が利くということだろう。
 単なる歯車の一つが欠けたに過ぎない。自分がいなければ・・・・
 こんな考えは捨てたほうがいい。ちゃんと機能していくのである。

2について。
 一番これが自分自身にとってきついかな~と思っていたが,豈図らんや
 自分自身の心の中に,日を追ってよくぞ辞めたとう思いが増してくる。
 辞めたことへの後ろめたさなど今は全然ない。

3について。
 これは,友人から以前から塾をやらないかという誘いがあったので,触手
 が動いていたのも確かである。どうせ再出発であるのなら,サラリーマン
 をやっても同じ繰り返しであるので,自営業を選択した。
 ただ,これも多分一人だったら決心していたかどうかは,分からないが。
 人生の別れと,出逢いは分からない。彼女と離婚したと同時に,現在同棲
 しているヤツが偶然か必然かは分からぬが,出現したのである。二人なら
 なんとかなるかもしれない。そんな心境だったのである。

4について。
 これは,色々考えたが,病気ということで,退社してしまうことにした。
 どうせ,辞めるなら最大限会社を利用してしまおう。「鬱病?」という
 診断書を出し(これは嘘が多分にあるが)3ヶ月悠々自適の休暇を楽しむ
 というおまけもつけて・・・人間,強かである。

そんな状態で退社が決定して,現在にいたるのであるが・・・・・


(後日談)

 退社して10年。サラリーマンを12年経験したわけだからもうすぐ
 同じぐらいの時間が過ぎようとしている。
 「サラリーマン時代の開発のプログラムを組んだり,仕様書書き
 して,期日に間に合わないで焦っている・・
 自分の仕事は終了しているのに,先輩,部下が残っているために残業して
 いる・・・・・早く帰りたいのに」といった夢つい最近まで見ていた。

 それほど,自分にとって会社はストレスであったと思うと,本当に辞めて
 良かったと思う。
 ただ,勘違いして欲しくないのは,いやだったらすぐに辞めてしまうのでは
 無く,それの中で,もがいてもらいたい気がする。
 その中で,自分自身が成長したり,知識が増えたりとしていくわけである
 から,適度なストレスは必要善であろう。
 ただ,自分自身が破滅してしまうと思える状態と感じたとき,新たな物を
 求めていける決断なりは,大切であるとも思う。

 人生面白いのは,あれだけ嫌いだったマシンなのに,現在こうして,
 端末に向かい,オンラインでNIFTYにアクセスして,HPなどを
 作成し,javaなどの言語でチビットロジックを考えている自分がいる。
 人生すべて,「塞翁が馬」実感するのである。
 人生に無駄だった時間などないのである。


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